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井村屋製菓/流通事業の売上1.8%増

2009年11月12日 / 決算

井村屋製菓が11月12日発表した2010年3月期第2四半期業績によると、流通事業の売上高は133億5400万円(前年同期比1.8%増)となった。

流通事業におけるカテゴリー別の売上をみると、菓子・食品・デイリーチルドの菓子については水ようかんやOEM商品は伸長したが、ようかんやほかの和洋菓子が減少し、26億600万円(5.2%増)となった。

食品は、前期に売上を落としたコールドデザートは回復したが、前期に売上を伸ばした「ゆであずき」などを主体とした缶詰商品が落ち込み、食品合計では18億4900万円(2.6%減)となった。

デイリーチルド商品では内食回帰の影響もあってか、3個入り「チルドまん」の立ち上がりが好調に推移したほか、過去2年間売上が減少していた「豆腐」商品についても、業務用ルートの拡販などで売上を伸ばした。

寒天ブームの後退などで3年にわたり減少を続けている「チルドデザート」の減少分を埋めることができず、5億7100万円(8.1%減)となった。

加温、冷菓、冷凍菓子は、「肉まん・あんまん」などの加温商品は第2四半期後半にシーズンが始まったばかりであり、売上構成比も少ないカテゴリーだが、12億5700万円(3.0%減)で推移している。

B級ご当地グルメの祭典・B-1グランプリでゴールドグランプリを獲得した横手やきそばとタイアップした「横手やきそばまん」や「くまさんの肉まん」など特色あるバラエティ商品がマスコミに取り上げられ、話題となったこともあり、第3四半期以降にメイン商品としての売上増が見込める。

冷菓(アイスクリーム)商品は上半期の主力商品である「あずきバー」が最盛期に冷夏の影響を受けたが、6月までの販売が順調に推移し第2四半期までの累計では1億6800万本(6.7%増)となり、姉妹品の「ミルク金時バー」「宇治金時バー」を加えた販売本数は1億9100万本(15.0%増)となり、今期も記録を更新した。

4月から連結子会社として出発しましたIMURAYAUSA,INC.の売上(1億2900万円)も加わり、冷菓商品全体では70億6900万円(3.7%増)となった。冷凍菓子は前期から販売をしており、60.7%増となり今後の展開を強化するカテゴリーと位置付けている。

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