楽天／米国のEC事業者を子会社化

2010年05月20日／海外経営

楽天は5月20日、楽天による米国のEC事業者Buy.com,Incの子会社化について両社が合意したと発表した。株式取得額は2億5000万ドル。

今回の子会社化は、楽天USAが買収のために設立した合併準備会社と、Buy.comとを合併させて行う。

Buy.comは1400万人の顧客基盤を持ち、複数の売り手を束ねて消費者への販売を行うマーケットプレイス型のEC事業では1000社以上の企業が商品を出品している。

楽天は米国へ進出する方針を固めていたため、Buy.comを子会社化し米国でのEC事業展開の基盤とすることを決めた。

これでBuy.comが保有する既存の顧客ベースを生かし、楽天のEC事業のノウハウを活用してBuy.comのマーケットプレイス事業を強化。Buy.comを新しい形で成長させることに協力し、日米間の商品の相互供給や、楽天グループの事業とのコラボレーションなどで、米国でのEC事業を拡大する。

なお、Buy.comの2009年12月期の業績は、売上高6248万3000ドル（57億4800万円）、営業利益440万3000ドル（4億500万円）、当期利益1177万6000ドル（10億8300万円）。

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