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ユニー/99イチバを100%子会社化、miniピアゴ出店

2012年01月19日 / 店舗経営

ユニーは1月19日、サークルKサンクスとの合弁会社99イチバを100%子会社化すると発表した。
今後、99イチバにユニーの持つスーパーマーケットのノウハウを注入することにより狭商圏対応の小型スーパーマーケットとして、市場性の高い東京都・神奈川県を中心にドミナント出店するという。
店舗名は、「miniピアゴ」(50坪前後)を予定。5年間で300店、売上600億円を目標とし、中核事業の一つとなることを目指す。
高齢者・単身世帯者の増加による新しいマーケットに対応できる、安全・安心な商品の品揃えや簡便で個食を中心とした食品の充実、店内サービス機能の向上、物流などシステム機能の見直しによるさらなる効率化の追求など、これまでにないグループの英知を集結した、今後の生き残りを可能とする店舗構築を目指すという。
高密度商圏の首都圏に対して、新業態「生鮮コンビニ」を展開するために2006年1月にユニーとサークルKサンクスとの合弁会社として99イチバを設立した。現在の出資比率はユニー19.9%、サークルKサンクス80.1%。
99イチバは新業態「99イチバ」の展開を開始し、2010年1月には店名を「みんなのイチバ」に変更し、より一層利便性を追求した店舗展開を進めていた。
首都圏での狭商圏対応の小型スーパーマーケット展開を検討していたユニーとサークルKサンクスとの間で今後の99イチバの展開を協議した結果、ユニーによる99イチバの100%子会社化について合意したという。
99イチバはサークルKサンクスが所有する全株式を無償で譲り受けたのち、自己株式を全株消却し、資本金4億9950万円のうち、取得した自己株式に相当する4億円を減資する。
減資後にユニーが99イチバに対し8億円の増資を実施するため、増資後の資本金は4億9950万円となる。
2011年2月期の99イチバの売上高は105億7800万円、営業損失1億5500万円、経常損失2億3400万円、当期損失5億500万円だった。

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