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日本コカ・コーラ/日中の冷却用電力を使わない自販機を開発

2012年06月27日 / トピックス店舗経営

日本コカ・コーラは6月27日、冷却のための電力を最長16時間使用しない、ピークシフト型自動販売機の開発に成功し、7月2日よりフィールドテストを実施すると発表した。

<テスト用のピークシフト型自販機>

富士電機グループとの共同開発で、冷却のための電力使用を、一般的に電力使用が「ピーク」となる日中から、比較的電力に余裕がある夜にシフトするもの。

夜間に収容商品全量を冷却し、保冷機能を高めることで、長時間冷却を停止しても、製品が温度上昇することを抑制する。

真空断熱材を多く採用することで断熱性能を高め、外気温の影響を受けにくくするとともに、扉の気密性を高める改良を行い、冷気が逃げにくくする工夫を施した。

これらの取り組みにより、節電と冷たい製品を提供することが可能となった。

従来の自販機では、消費電力抑制のため、販売状況に応じて収容製品の一部のみを冷却していたため、冷却を長時間停止すると庫内の温度が少しずつ上昇していた。

本格導入に向け、埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市周辺で7月2日から約2か月間、フィールドテストを実施する。

なお、日本コカ・コーラで、今夏には沖縄県を除く全エリアで、輪番による冷却停止による15%の使用電力削減を7月2日より実施する。

新規購入する缶・PET自動販売機の全台を2011年よりノンフロン化し、2012年以降は全台にLED照明を搭載している。

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