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日本チェーンドラッグストア協会/登録販売者試験の不正問題でコメント

2012年11月15日 / 経営

日本チェーンドラッグストア協会は11月13日、登録販売者試験における事務経験証明不備・不正問題に関するコメントを発表した。

協会の会員企業が受験資格の実務経験を満たさない従業員に、登録販売者試験を受験させたことが判明したことに対応したもの。

協会として、登録販売者試験の受験資格の実務経験証明を強化するため、管理者の実務経験チェック7項目の指導強化と記録、実務経験者における指導マニュアルの配布と徹底(研修・確認の証明)、実務経験者の勤務体制(部門や業務)の記録と証明、実務経験者の勤務実態証明(時間と期間)の客観的または公的証明の吟味、その他、実務経験者の勤務実態や研修等をより正しく証明できるものなどの指導をするという。

今後、都道府県が行った登録販売者試験に合格した実務経験の不備、不足の登録販売者が責任を取らされ、取り消しや返納などの罰則を受けることや、不備のあった開設者(企業)には、何らかの行政処分が下ることなどが考えられるという。

協会としては、「対象となる登録販売者においては、一定期間の資格使用を停止し、この間に研修の実施や勤務実態の厳密な証明などを開設者(企業)に申しつけ、それらがクリアされた場合には、再び2・3類の医薬品管理者となれるような、寛大な措置が講じられることを行政の方々に切に望みます」と実務経験不足の登録販売者の救済措置を提言している。

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