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日本チェーンドラッグストア協会/医薬品ネット販売自粛を解除

2013年06月17日 / 商品店舗経営

日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は6月14日、これまで会員企業に要請してきた第2類・第1類医薬品のネット販売の自粛を解除すると発表した。

大衆薬のネット販売を解禁する同日の閣議決定を受けて、臨時常任理事会で今後の業界対応を検討したもの。

今後、医薬品のネット販売は、各社の判断にゆだねる。新たな販売のルールや法令が決定される場合は、施行日よりこれに従った運用を行う。ただし、スイッチ直後品目、劇薬指定品目25品目については自粛を継続する。

協会内に、「医薬品ネット販売対応本部」を設置し、ガイドライン、会員企業支援とネット販売の情報収集を行う。

協会会員企業のネット販売において、安心安全に販売と購入できるためのガイドラインの提供、支援策を講じる。また、ネット販売を行う会員企業と購入者とのトラブルを解消するための仲裁、支援を行うという。会員企業サイトに、ネット販売安心支援ステッカーを検討している。

医薬品ネット販売におけるトラブルや問題、事故、事件等の情報収集を行い、専門家によりネット販売との因果関係を検証する。

協会では、「セルフメディケーションの推進は、ドラッグストアや医薬品業界の問題でなく、国家、国民的な課題。一部の改革利権者の利益誘導的な圧力で、この重要な国民的課題や可能性を失ってはならない」としている。

今後も、セルフメディケーションの推進が図れるようにルールの制度化を求め、業界の利益を超えたロビー活動に力を入れる方針だ。

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