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さいか屋/中期経営計画を下方修正

2014年04月11日 / 経営

さいか屋は4月11日、中期経営計画の数値目標の修正を発表した。2014年度の売上高を359億円(前回発表比35億900万円減)、営業利益4億1000万円(4億8100万円減)、経常利益1億3000万円(5億5000万円減)とした。

2013年度を初年度とする中期経営計画(2013年度~2014年度)において、2013年度は、特に旗艦店である藤沢店の集客力・収益力の向上を喫緊の課題ととらえ、有力テナントの誘致、食料品部門の強化、店舗インフラの整備をはじめとした店舗価値向上のための施策について優先的に取り組んだ。

しかし、川崎店・藤沢店における近隣商業施設との競争激化、横須賀店における周辺の商環境の変化による来店客数の減少、藤沢店の改装に伴う工事期間中の売上高減少や修繕費などの費用負担の増加、9月・10月の台風の影響や、2月の記録的な大雪の影響による来店客数の減少などにより2013年度の実績は、業績予想を下回る結果となった。

消費税率引上げの影響による個人消費の行方はいまだ不透明であることから、売上減少に歯止めをかけるための売場運営の強化、収益力の向上が喫緊の課題となっている。

外商機能を見直し、利便性向上を更に追求することにより収益力の向上を図る必要がある。財務面では、今後の借入金返済計画を確実に履行するため、ローコストオペレーションを継続し、財務基盤を強化する必要もあるという。

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