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イオン/セブン-イレブン店舗での不適切な表示に抗議

2014年05月30日 / 商品店舗経営

イオンは5月28日、トップバリュに関してセブン-イレブン店舗での不適切な表示があったと公表した。

5月初旬、セブン-イレブンの店舗内で掲示されたと思われる販促物表示の写真がネット上に掲載された。

販促物表示には、「イ○ンのT○PVALUは原産国、生産者(国)がどういう訳かラベルに表示してありません。それに対してセブンプレミアムは生産者が明記してあります。しかもほとんどの商品が大手メーカー製です。安心してお買い求め下さい。」とあり、醤油やマヨネーズなど5点の例示商品が掲載されていた。

これを受けて調査した結果、当該販促物が実際にあるセブン-イレブンの店舗内に掲示されていた事実が判明したため、5月19日にセブンイレブン・ジャパンに対して、書面で抗議した。

これに対し、セブンイレブン・ジャパンより5月21日付で回答があり、「当該販促物表示はフランチャイズ店オーナーが独自に掲示したもので、5月12日に撤去した」、さらに、「販促物表示は不適切であり、当指導不足も迷惑をかけた原因として、イオンにお詫びするとともに、今後同様の不適切な行為がセブン-イレブン店舗で行われることがないよう指導を強化していく」と書面で回答があった。

イオンでは、「トップバリュ」に対する誤解を与えかねない事態として「極めて遺憾」であり、改めてトップバリュ商品の表示に関して、考え方を示した。

トップバリュは、イオンが商品の開発から販売、意見承りに至るまで全責任を持って販売している。商品のパッケージ裏面にあるラベルには、「販売者:イオン(株)」と「トップバリュお客さまサービス係の電話番号」を記載し、イオンが100%責任を持つという決意の証と説明している。

機能や味、デザインだけでなく、原材料の調達から工程まで、すべて独自に作成した仕様書に基づき、世界中から最適と判断した工場に製造を委託するとともに、製品の品質や製造工場の管理体制について、グループの品質管理を担う生活品質科学研究所が検査し、「安全・安心」を確認している。

新規製造の商品から順次、製造所所在地の都道府県名を商品パッケージ裏面に記載し、「安全・安心」に関わるアレルギー物質と栄養成分の表示は、パッケージ表面に記載するよう変更し、よりわかりやすくしている。

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