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三井不動産は7月14日、千葉県木更津市の「三井アウトレットパーク木更津」の第2期増床部分を関係者に公開した。
17日にグランドオープンするもので、新たに日本初出店23店を含む73店がオープンする。2012年4月に第1期オープンし、175店をオープンしており、増床により、全248店の体制となった。
敷地面積は約21万5000㎡で、第2期計画では、延床面積1万4500㎡、店舗面積8500㎡を増床した。合計延床面積は約5万1170㎡、店舗面積は約3万6500㎡。
2013年度の売上高は322億円で、増床により2~3年後の年商で約30%増の420億円を目標とする。来客数は2013年は推定で約500万人で、増床後は800万人を目指す。
東京湾アクアライン「木更津金田」インターチェンジから約1kmに立地することから、基本商圏は車で120分と広域商圏を想定した。足元商圏の千葉県全域のほか、北は筑波、大宮、西は小田原まで商圏を設定、実際の来店車も車のナンバーから推定すると、ほほ想定どおりの実績となった。
第1期開業から2年3か月というスピードで増床するのは、三井アウトレットパークとして最速の取り組み。第1期が好調で、テナントからの出店要望もあったため、早期の増床を実現したという。
第2期は、第1期のグリーンゾーン、アーバンゾーンに続く、オーシャンゾーンと位置付け、地中海リゾートをモチーフにした建物デザインを採用した。3つのテーマのある街並みをイメージすることで、施設内を散歩しながら回遊できる雰囲気を演出した。
アウトレットでは、日本初出店ブランドとして、LANVIN en Bleu、Tommy Bahama、CHARLES&KEITH、RADLEY LONDON、ヤコブ コーエンなど23店を導入。新規店舗の約3分の1を新規店舗とすることで、競合アウトレットの差別化を図った。
伊勢丹が、初のメンズとウィメンズの複合店アウトレットとして、ISETAN OUTLET STOREを展開。漆器の山田平安堂、CDショップのHMVアウトレット、生活雑貨のテネリータ バザー、釣具のMegabass、食品の久世福商店など、国内ブランドでも初出店ブランドを集めた。
関東初出店ブランドでは、クロエ、ジョセフ、ポール・スミス、ストラスブルゴ、ジミー チュウ、ヴィア バス ストップ、エス・テー・デュポンなど32店を集めた。
フードコートの飲食店では、博多一風堂、PIZZA SALVATORE CUOMO、仙台たんや利久、日本橋天丼金子半之助、果汁工房果琳の5店が出店。客席数は約700席から1.7倍の1200席へ拡大した。
食物販では、表参道で人気のポップコーン専門店KuKuRuZa Popcornを導入。飲食環境を改善し、食事もより楽しめる施設を目指した。
施設面では、パウダールーム、授乳室を新たに設置。コイン式ベビーカー、キッズエリア、キッズパークを導入し、子ども連れの家族向け施設を強化した。そのほか、ドッグレストを設置し、ペット連れにも対応した。
増加する訪日外国人向けサービスとして、7月19日~8月31日に総合案内所に中国語対応可能な担当係員を配置。免税対応店舗も10店から28店に増加する。成田・羽田空港からの直行高速バスも1日20便以上運行し、外国人観光客からの需要を一層取り込む計画だ。
開業から2年を経て、三井アウトレットパーク木更津の周辺の開発も進んでいる。アウトレットができたことで、空地だった敷地に、ケーズデンキ、スポーツデポ、カインズホーム、東京インテリア家具を出店。三井不動産以外のディベロッパーも商業施設を開発することで、アウトレットモールとの集客による相乗効果が生まれている。
三井アウトレットパーク木更津の敷地面積は約21万5000㎡で、まだ増床の余地を残している。第2期増床や周辺の商業施設の増加により、来客数が増加することが見込まれ、将来的には第3期増床も視野に入れた開発を進めたいという。
施設概要
所在地:千葉県木更津市中島398
敷地面積:約21万5000㎡
延床面積:約5万1170㎡
店舗面積:約3万6500㎡
店舗数:248店
営業時間:物販10時~20時
レストラン11時~21時、フードコード10時30分~21時
駐車台数:約5200台
■三井アウトレットパーク木更津
http://www.31op.com/kisarazu/