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オリエンタルランド/山梨県北杜市に農菜園を設立

2014年12月16日 / 商品経営

オリエンタルランドは12月15日、山梨県北杜市の約3haの土地に野菜農園を設立すると発表した。

<農園のイメージ>
農園のイメージ

東京ディズニーランド、東京ディズニーシーで使用するトマト、ミニトマト、パプリカについて2017年度からの自社生産を目指す。

農園では、室温、湿度、二酸化炭素濃度などの環境を制御するシステムを用いた太陽光利用型の植物工場を設置することで、年間約250トンの野菜類(トマト、ミニトマト、パプリカ)の生産を、季節や天候に関わらず安定的に行う。

山梨県北杜市は、日本の中でも非常に長い日照時間と昼夜の寒暖差を有しており、高品質な野菜類を生産できる地域であることに加え、舞浜から近郊な場所でもあることから、完熟状態のものを高い鮮度で東京ディズニーリゾートへ供給できることも、農園の大きなメリットという。

オリエンタルランドは今年度から、千葉県袖ヶ浦市の0.5haの農園で約100トンのトマト、ミニトマトを自社生産しており、パークの一部の飲食施設で使用を開始した。

山梨県北杜市の農園と合わせたトマト、ミニトマト、パプリカの総生産量は、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの飲食施設における年間使用量を十分に満たし、パークの飲食施設で使用するこれらの野菜類はすべて自社生産となる予定だ。

今後も品目の拡大や他の地域での展開を含め、東京ディズニーリゾートで使用する野菜類などの自社生産に関する研究開発を推進し、食体験を通じた東京ディズニーリゾートの価値の向上に努めるという。

農園概要
所在地:山梨県北杜市
敷地面積:約3ha
栽培品目:トマト、ミニトマト、パプリカ
年間生産量:約250トン
生産方法:太陽光利用型の養液栽培
生産開始:2017年度(予定)

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