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大塚家具/助言会社のISS社、会社側役員選任議案へ賛成推奨

2015年03月16日 / 経営

大塚家具は3月16日、議決権行使助言会社ISS社のレポートで、3月12日付グラスルイス社のレポートと同様に、会社提案による役員選任議案に賛成推奨を株主提案による役員選任議案に反対推奨をしていることを確認したと発表した。

ISS社は、2008年以後2013年まで大塚久美子社長が経営の実権を握っていた間の業績を見ると、売上高の推移に大きな変化がないものの、ROEと純利益に確かな増加が認められると分析している。

提案株主の企業価値向上策について、経営環境の変化に伴うマーケティング戦略の重要性を指摘した上で、当該企業価値向上策は、基本的には過去に同氏が行ってきた施策を再度行うものであり、メディア環境の変化にもかかわらず従来型の広告宣伝手法を継続する理由の説明を欠き、その中で
示された高い数値目標の実行可能性について説得力のある説明がなされていないと指摘している。

また、取締役会の構成については、会社提案の取締役候補者が株主提案の取締役候補者よりもより充実した経験を有するという印象はぬぐいがたいと指摘している。

結論として、大塚久美子社長が外部環境の変化を正しく把握し、その変化に対応しうる経営戦略を掲げ、またその実行が可能な社外取締役候補の陣容を擁立していること、これに対して、提案株主の企業価値向上策には、説得力のある根拠が乏しいことから、会社提案への賛成を推奨している。

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