F&LI/手づかみで食べられるテークアウト寿司店5/24オープン

2024年05月23日 17:42 / 店舗レポート

FOOD&LIFE COMPANIES(F&LC)グループのFOOD&LIFE INNOVATIONSは5月24日、「むすび寿司 人形町店」(東京都中央区)をオープンする。23日、メディア向けに公開した。

<店舗外観>

都内初進出店舗となる同業態では、しょうゆ・箸を使わない「ワンハンド寿司」をテークアウトで販売する。F&LCの仕入れ力を活かした寿司ネタを使い、しょうゆ漬けなどの手間を加えることで、しょうゆを付けずに手づかみで食べることが可能。人気の寿司ネタであるマグロはもちろん、海老や真鯛などを使った商品を20種類以上取りそろえた。赤酢を使用した赤しゃりと海苔の風味が楽しめる。

1号店の「なんば店」(大阪市中央区)は、2020年に南海なんば駅の改札内にオープン。当時はコロナ禍の影響を受け、売上が苦しい時期もあったという。だか、駅利用者の往来が多い立地であることから、今では好調な売上を維持。1日当たりの利用者数は約400人で、そのうち3割がインバウンドとなる。新店でも「手軽に寿司を食べられる」価値を訴求し、1号店並みの売上を目指す。

<鶴部長>

鶴才(つる ちから) 経営企画部 部長は「いつでもどこでも手軽に寿司を食べていただきたいという想いをどう実現するかを考えた際に、おにぎりの形にすることで、価値を提供できると考えた。1号店では、新幹線の乗り換え前や、出勤前に購入されるお客様もいる。

新店舗の人形町は、昔からの下町風情が残る街。昔と今が融合する街に、むすび寿司というブランドが馴染むのではないかと考えた」と述べた。

<主な商品>

主な商品は、「天然南まぐろの中とろ」(税込330円)、「いくら」(同)、「漬けサーモン」(270円)など。1号店で女性に人気の「漬けサーモンのアボカド添え」(270円)や、コンセプトから外れて穴子を贅沢に1本使った「活〆煮穴子一本俵巻き」(690円)も用意。価格帯は150円~690円となる。

<中身の様子>

作り方は、まず赤しゃりの上に海苔の佃煮を入れ、具を乗せる。その後、有明産の海苔を巻き、おむすびの三角形の上に具を乗せて完成だ。成人男性が大きく口を広げて、ぎりぎり一口で頬張れるサイズ感だが、中身の具材が充実していることから、見た目以上にボリュームがある。赤しゃりの赤酢の配合にはこだわっており、季節ごとに最適なブレンドで調整しているという。

また、今後の出店について鶴部長は「3カ月後の売上を見て、結果次第で考える。当社として可能性を感じる業態だと思う。出店先はまだ未定だが、さまざまな可能性の中から選択したい」と語った。

■むすび寿司 人形町店
所在地:東京都中央区日本橋人形町2-3-4 第3ロータリービル1階
TEL:03-5623-1030
営業時間:8時~20時

取材・執筆 古川勝平

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