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ららぽーと海老名/専門店の壁を撤去、単一空間で専門店同士で連携

2015年06月19日 / トピックス商品店舗経営

三井不動産は10月29日、神奈川県海老名市に開業する駅直結型の「三井ショッピングパーク ららぽーと海老名」で、新たなテナントリーシングゾーンに挑戦する。

<3階EBICEN coasis>
3階EBICEN coasis

「ららぽーと海老名」の独自の取り組みとして、空間デザインとショップ、イベントを複合的に組み合わせたゾーン「EBICEN(エビセン)」を展開。3階・4階フロアの中心に配置する。

従来型のテナントリーシングと異なり、専門店を壁で仕切らず、統一した一つの空間で展開。商品什器を利用して、専門店を仕切ることで、買い回りの向上を図る。

<EBICEN coasisの店内>
EBICEN coasisの店内

3階に、親と子のコミュニティのコアであり、子どものオアシスを目指した「EBICEN coasis(エビセン コアシス)」を展開。子どもの遊びである「Wood Egg 木育ひろば」を中央に配置し、その周りに子ども服やおもちゃショップ、カフェなどを配置した。

出店する専門店が主体的にワークショップなどのイベントを開催。フロア全体で、子育てコミュニティを醸成する空間を目指す。

<4階EBICEN Flatto>
4階EBICEN Flatto

4階には、大人のための学びや体験を提供し、新しいライフスタイルを発信するゾーンとして「EBICEN Flatto(エビセン フラット)」を配置。

ミッドセンチュリー調のレンガや木材、アイアンで装飾した大人に心地よい空間。ここでも、什器を活用して専門店を区切る開放的なショップレイアウトで、ゾーン全体としての一体感を演出する。

<EBICEN Flattoの内観>
EBICEN Flattoの内観

インテリアショップの「CRASH GATE PLUS」、本・雑貨・カフェの複合店「BOWL」、鞄の「ACE」、旅行の「H.I.S.」を集積した。

BOWLとH.I.Sの区画内には、「CRASH GATE PLUS」の家具を什器として活用し、区画を越えた連携を図る。テーブル・イスなどの什器が気に入れば「CRASH GATE PLUS」で、その商品が購入できる。

H.I.S.はACEに隣接し、本、鞄、アウトドア、家具など、旅行に関連した雑貨や商品を展示する。

EBICEN Flattoの核となるBOWLは、店内にある本を読みながら食事ができるほか、他のテナントへの本の貸出や著名人のトークショー、お客が交流できるワークショップを定期的に開催する。

EBICENの取り組みは、商業施設のディベロッパーである三井不動産が主体となって、専門店同士の連携を深める取り組み。ららぽーと海老名でのお客の反応を検証した上で、今後の、専門店同士の連携を深める施策を広げるかを検討したいという。

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