訪日外客数／10月は43.8％増の182万人

2015年11月18日／海外経営

日本政府観光局は11月18日、10月の訪日外客数が182万9000人（前年同月比43.8％増）となったと発表した。

これまで10月として過去最高だった2014年の191万8000人を55万7000人上回った。

紅葉シーズンの始まりを迎えた10月は、中国の国慶節休暇(10月1日～7日)とも重なり、この時期に向けた訪日プロモーションの効果もあって需要が押し上げられた。

円安基調の継続と消費税免税制度の拡充による買い物需要、航空路線の拡大、燃油サーチャージの値下がり、中国からのクルーズ船の寄港増加、近年の査証免除や要件緩和などさまざまな好条件が相まって、訪日外客数の大幅な増加につながった。

市場別では、カナダ(2万2000人)、ドイツ(1万9000人)が、それぞれ単月として過去最高を更新したほか、ロシアを除く17市場が10月として過去最高となった。

10月までの累計では、中国が428万4000人となり、全市場で初めて年間400万人を超えた。

台湾(311万5000人)、インドネシア(16万2000人)、カナダ(18万9000人)、フランス(18万4000人)、イタリア(8万8000人)、スペイン(6万8000人)が、それぞれ2014年の年計を上回り、今年の累計が昨年の年計を超えた市場は11市場に増えた。

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