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東急/ハラル対応食品を提供する専門子会社を設立

2015年11月30日 / 商品店舗経営

東急グルメフロントは、100%子会社「ハラルフードサービス」(資本金1000万円)を設立した。

今後、ハラル冷凍食品の販売ノウハウを持つハラールインダストリーと共同で、2016年3月から、ムスリム向けハラル対応食品の販売事業を開始する。

東京急行電鉄は、現中期経営計画の中で、インバウンド旅客を沿線やグループ施設へ誘致する取り組みを重要施策として位置づけている。

新会社は、訪日外国人が増加の一途をたどり、多様化するニーズへの対応が重要な課題となる中、上記誘客施策の一環として設立した。

ムスリムは、宗教上ハラル※対応が必要である一方、現在の日本国内ではその判断に必要なハラル認証や多言語での情報提供が十分ではなく、多くの訪日・在日ムスリムが不安や不自由さを感じていると言われている。

特に食の分野に関しては、訪日旅行の目的として「日本食を食べること」が上位に位置するにも関わらず、ムスリムの日本国内での食事の選択肢が極端に限られている現状がある。

ハラルフードサービスでは、日本産の冷凍和食を中心としたハラル対応食品を、ホテルや旅館、レストランなどに提供する。

翻訳サービスの「QRTranslator」を利用した多言語対応により、イスラム教圏の言語を網羅した、ハラル認証食品の成分表示を実施する。

より多くのムスリムの人々に日本の食文化を楽しんでもらい、日本がムスリムにとって訪れやすい国となることに貢献する。

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