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キッコーマン/生果トマト事業に参入、新会社設立

2013年10月01日 / 経営

キッコーマンは10月1日、100%子会社の「日本デルモンテアグリ」を設立したと発表した。傘下の日本デルモンテが行ってきた野菜苗事業を承継すると同時に、新たに生果トマト事業へ参入する。

新会社の資本金は1000万円。2015年3月期は売上8億円を見込む。

日本デルモンテは50年以上にわたり、ケチャップやトマトジュースの原料である加工用トマトの育種・品種改良を行ってきた。

この技術を生かし、1985年に生食用トマトの育種・品種改良を開始。1993年からは、家庭菜園向けのトマト苗をはじめとする野菜苗事業を手がけるようになった。現在では、トマトだけでなく、パプリカやゴーヤなど20種類以上、約60品目の野菜苗を販売している。

新会社は、これらのトマトを中心とした野菜苗事業を承継し、同時に生果トマト事業に参入する。

日本デルモンテの品種開発技術を生かして、野菜苗事業と生果トマト事業の相乗効果をねらった事業展開をする。

「生果トマト事業」への新規参入にあたっては、千葉県を中心に大規模な施設園芸を展開するカズサの愛彩グループと提携する。同グループの農業生産法人であるカズサとまとガーデンに新会社が出資。カズサとまとガーデンが、新会社の手がけるトマト品種などを用いて、生果トマトを栽培・販売する。

■日本デルモンテアグリの概要
本社所在地:東京都港区西新橋
主な事業:種苗、青果物等農産品および農業用資材の仕入、生産、販売事業

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