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サントリー/米ビーム社を160億ドルで買収

2014年01月14日 / 経営

サントリーホールディングスは1月13日、ビーム社(アメリカ)の全株式を160億ドルで取得し、買収することで合意したと発表した。

ビーム社とサントリーのスピリッツ事業をあわせた売上高は、43億ドルを超え、世界のプレミアムスピリッツ市場において第3位となる。

買収後は、米国をはじめ世界の様々なエリアにおいて、両社の強力なブランドの展開に加え、販売流通網の拡大、技術交流の深化によって、グローバルな成長の実現を図る。

ビーム社は、今後も引き続き現ビーム社CEO以下経営陣が、米国・イリノイ州シカゴ近郊の本社にて経営する。

ブランドポートフォリオは、バーボンウイスキー「ジムビーム」「メーカーズマーク」「ノブ クリーク」、スコッチウイスキー「ティーチャーズ」「ラフロイグ」「ボウモア」、カナディアンウイスキー「カナディアンクラブ」、コニャック「クルボアジェ」、テキーラ「サウザ」、ウオツカ「ピナクル」、リキュール「ミドリ」のほか、ジャパニーズウイスキー「山崎」「白州」「響」「角瓶」といったラインナップとなる。

サントリーは日本国内でビーム社商品をビーム社はシンガポールをはじめとした東南アジアでサントリー商品を販売するなどの関係を築いていた。

サントリーホールディングスの佐治信忠社長は「ジムビーム、メーカーズマーク等の世界的ブランドと販売網を有するビーム社と契約の締結に至り、大変嬉しく思う。この提携によって、世界でも類を見ない強力なポートフォリオを持つスピリッツ事業が誕生することになり、グローバルにさらに大きく成長できることを確信している」と抱負を述べている。

ビーム社は、プレミアムスピリッツメーカーで、「ジムビーム」「メーカーズマーク」「ノブ クリーク」バーボン、「サウザ」「オルニトス」テキーラ、「ピナクル」ウオツカ、「カナディアンクラブ」ウイスキー、「クルボアジェ」コニャック、「ティーチャーズ」「ラフロイグ」スコッチウイスキー、「スキニーガール」カクテル、「クルーザン」ラム、「キルベガン」アイリッシュウイスキー、「ラリオス」ジン、「DYC」ウイスキーなどを有している。

従業員は3,400人で、2012年売上高25億ドル(酒税抜き)、販売数量3800万ケース(9L換算)。

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