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資生堂/毛髪再生医療の研究施設、神戸に開設

2014年04月21日 / 経営

資生堂は4月21日、毛髪再生医療の事業化に向け、研究開発の中核となる施設を神戸医療産業都市に開設すると発表した。施設の名称は、「資生堂細胞加工培養センター(SPEC)」。同施設では、細胞の培養、加工などを行う。開設日は5月1日。

<SPECが入る神戸バイオメディカル創造センター(BMA)>
SPECが入る神戸バイオメディカル創造センター(BMA)

資生堂は、脱毛症や薄毛の悩みを解消する毛髪再生医療の早期実現を目指し、2013年7月にカナダのバイオベンチャー企業「レプリセル・ライフ・サイエンシズ」と技術提携契約を結んだ。

<SPECでの作業風景>
SPECでの作業風景

契約は、レプリセルが研究開発している「毛髪再生医療技術(RCH-01)」をめぐるもの。人口21億人を擁するアジア全域を対象に、同技術を用いた事業を展開する。

「RCH-01」はレプリセルが特許を取得した技術。医師が患者の頭皮から採取した特定の細胞を培養した後、脱毛部位に移植(注入)し、退縮した毛包を再活性化させて脱毛部位の健康な毛髪の成長を促す「自家細胞移植技術」。

■SPEC 開設施設・神戸バイオメディカル創造センター(BMA)の住所
神戸市中央区港島南町 1-5-5

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