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ネスレ/エジプトでチョコレート菓子の生産開始

2014年06月26日 / 経営

世界最大の食品メーカーであるネスレ(スイス)は6月24日、エジプトで初の菓子製造工場を稼働したと発表した。

<エジプトの菓子製造工場内の様子>
エジプトの菓子製造工場内の様子

自社の既存の食品工場内に新設した押出ラインで、エジプトで最初につくるチョコレート菓子として「クランチ」を生産する。「押出」とは、特定の形や質感をつくるための製造工程をさす。

竣工式で、ネスレ上級副社長兼アジア・オセアニア・アフリカ・中東地区ディレクターを務めるナンドゥ・ナンキシャー氏は、「ネスレにとって、エジプトは製品の製造面でも供給面でも、重要な位置づけにある」と話した。

エジプト工場では、ネスレの最重要ブランドの製品を、近隣諸国も含む地域全体に向けて製造・供給する予定だ。

今回の設備拡張に関して、2011年以降、総額で10億エジプトポンド(約140億円)近くを投じてきたという。

エジプトのスナック食品市場は直近で16億ドル以上(約1620億円)の規模と推定され、急速に成長しているとされる。ネスレは同工場で、さらにほかの菓子ブランド製品を製造する計画も立てている。

さらに、23日付ロイター通信によると、ネスレは「マギー」ブランドの固形ブイヨンを製造する工場をドバイに建設中だという。ナンキシャー上級副社長が語った内容として伝えている。

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