流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





アサヒグループHD/NZ子会社の買収めぐる訴訟で和解、201億円受領

2014年11月17日 / 経営

アサヒグループホールディングスは11月17日、豪州とニュージーランドの子会社2社が、プライベート・エクイティ・ファンド2社を相手取り、豪州連邦裁判所に提起していた訴訟において、同日付で和解が成立したと発表した。

アサヒグループHDは2011年、豪子会社を通じてニュージーランドの酒類大手メーカーを買収した。その際、売り手だったパシフィック・エクイティ・パートナーズと、ユニタス・キャピタルの2社が提供した買収先企業の財務情報に虚偽があったとして、これら2社を相手取り、2013年2月に豪州連邦裁判所で損害賠償請求訴訟を起こしていた。

和解成立により、これら2社から合計2億2000万ニュージーランドドル(約201億円)を受領することとなり、訴えを取り下げた。

これに伴い、アサヒグループHDは2014年12月期に特別利益を計上する予定。もっとも、資産効率化施策を前倒しで実施するほか、海外子会社などにおける将来計画の見直しを行う予定であることなどを踏まえ、業績予想は修正しない。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧