大塚製薬／米バイオベンチャー買収、4200億円でTOB

2014年12月02日／経営

大塚ホールディングスは12月2日、子会社の大塚製薬を通じて、米バイオベンチャーの「アバニアファーマシューティカルズ」を買収することで同社と合意したと発表した。

約35億3900万ドル（約4200億円）を投じて株式公開買付け（TOB）を実施し、全株取得を目指す。

アバニアは1988年設立の、中枢神経疾患領域に強みを持つバイオベンチャー。2013年9月期の売上高は7536万ドル（約89億円）。

大塚製薬はこれまで、「精神疾患領域」を強みとしてきたが、今回の買収でアルバニアの持つ「神経疾患領域」の臨床開発力と市場開拓力を加えることになる。

アルバニアに対するTOBでの、買付け価格は、1株あたり17ドル。発行済み株式数の50％を超える応募があった場合に買付けを行う。買付けは10営業日以内に開始され、開始後20営業日で終了する。

業績への影響は、確定次第発表するとしている。

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