味の素／米バイオ医薬品企業を買収

2013年03月06日／経営

味の素は3月6日、米国のバイオ医薬品開発･製造受託企業「アルテア・テクノロジーズ」の全株式を取得すると発表した。取得金額は、約1億7500万ドル（約160億円）。4月中にアルテアを100％子会社化する。

アルテアの2012年の売上高は約5300万ドル。

今回の買収により、急成長するバイオ先端医療分野で、2020年までに売上高300億円超を目指すとしている。

バイオ医薬品とは、主に遺伝子組換えなどのバイオテクノロジーを活用して、タンパク質やペプチド、核酸などによりつくられた医薬品をいう。

これまで治療が困難だった疾患への適用が可能で、高い安全性と効能が期待されることから、北米を中心に市場が急成長を遂げているという。

世界のバイオ医薬品の開発･製造受託市場の規模は約23億ドルで、今後も年平均10％超の成長が見込まれまれるとしている。

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