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アサヒ/タイに合弁会社設立、「カルピス」ブランドを展開

2013年03月14日 / 経営

アサヒグループホールディングスは3月14日、子会社のカルピスがタイの飲料・日用品大手「オソサファ」と合弁会社を設立することで合意したと発表した。新会社の名称は「カルピスオソサファ」。タイで「カルピス」ブランドの飲料製品の製造とマーケティング活動を行う。新会社への出資比率は、カルピスが60%、オソサファ40%。

カルピスは1997年にタイに進出し、「カルピス」ブランドの飲料製品を展開してきた。2011年時点で、タイ主要都市における「カルピス」ブランドの認知度は約80%に達しており、着実な成長を遂げていたとされる。

しかし、2011年の洪水によって工場が被災し、創業を停止。2012年の味の素からアサヒグループホールディングスへの親会社の変更を経て、タイ市場における新たな事業基盤の構築が課題となっていた。

今回、現地で強力な販売網を持つオサソファと協力することで、タイにおける飲料事業を再開する。

タイの清涼飲料市場の規模は1兆円程度とされ、過去5年の間、年平均5%程度で伸長したとみられている。

今回の合弁会社設立により、東南アジア地域のネットワークを拡大し、すでに強固な事業基盤を持つオセアニア地域や中国を含めたアジア・オセアニア全域における清涼飲料事業の成長を図る。

■合弁会社の概要
所在地:タイ王国バンコク市
事業内容:「カルピス」ブランド飲料製品の製造、マーケティング、輸出
資本金:3億6000万バーツ(約11億7000万円)
設立年月日:2013年3月下旬予定
出資比率:カルピス社60%、オソサファ社40%(カルピスの連結子会社となる)

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