流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





味の素/食品素材で米FDAから安全評価、新規ビジネス展開に期待

2009年04月22日 / トピックス

味の素は4月21日、新規食品素材ジヒドロカプシエイトについての専門の学識経験者によるGRAS(一般に安全と認められる食品)評価に対し、米国FDA(食品医薬品局)から、その評価結果に問題がないとする旨の見解をことし3月に取得したと発表した。

GRASは、食品加工に使用する素材について一般に安全と認められるかどうか専門の学識経験者による客観的な評価を行う制度。安全と認められた素材については、その評価内容をFDAに通知し、評価結果に対する見解を得ることが推奨されている。

独自の酵素技術によって開発された新規素材ジヒドロカプシエイトは、米国で流通する食品に利用することが可能となった。酵素技術を利用した生産によって、安価で安定的な供給が可能となる。

ジヒドロカプシエイトは、カプシエイト類の1つで、エネルギー代謝を亢進させる作用があるとされており、世界的な健康課題の1つである肥満への効果が期待されている。今後、米国市場での食品への利用についてさまざまな可能性が広がり、新規素材として新たなビジネス展開が期待できると同社は考えている。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧