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アウトレットモール/何か良いものがあれば買う73%

2010年07月28日 / トピックス

矢野経済研究所が7月28日に発表した首都圏近郊のアウトレットモールの利用アンケート調査によると、アウトレットモールへの利用目的は、「何か良いものがあれば買う」が73.0%だった。

次いで「せっかく行くのだから、行った時は何か買う」(22.4%)、「目当てのブランドを買うために行く」(22.2%)、「話題になっている場所だから、とりあえず行ってみる」(15.8%)の順だった。

アウトレットモールの施設数が増え市街地近郊へも出店されたことや、映画館や食品スーパー、プロパー店舗(最新商品を通常価格で販売する店舗)を併設した施設を増加したことで、アウトレットモールが「特別な買い物場所」から他の小売チャネルと並ぶような身近な存在になったと同研究所は見ている。

今後どのようにアウトレットモールを利用(活用)したいと思うか聞いたところ、「自分が消費するものはより安くアウトレットで購入するが、他人に贈るものはプロパー店舗で購入する」といったふうに、目的によって購入チャネルを使い分ける消費者の姿が浮き彫りになった。

今後、立地や施設内容が他の小売チャネルに接近していくなかで、モール間や百貨店やSC(ショッピングセンター)、GMS(総合スーパー)といったチャネル間で「買い分け」をする消費者はますます増加すると同研究所は分析している。

調査期間は7月。調査対象は、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県に在住し、これまでに調査対象の各施設いずれかを利用したことがある20代、30代の女性3000名。調査方法はインターネット形式。

調査施設は、三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド、多摩南大沢、入間、幕張、あみプレミアム・アウトレット、グランベリーモール、御殿場プレミアム・アウトレット、佐野プレミアム・アウトレット。

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