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GMOペパボ/パルコ、神戸市などと提携、ハンドメイドマーケット需要を喚起

2015年10月21日 / トピックス

GMOペパボは10月21日、ハンドメイドの新たな価値創出を目指した取り組みとなる「minne」の事業戦略発表会を開催した。

<左からGMOペパボの阿部雅幸エバンジェリスト、ヤマト運輸の長尾裕社長、GMOペパボの佐藤健太郎社長、日本ホビー協会の瀬戸信昭会長、GMOペパボのminne事業部 高村純一マネージャー>
左からGMOペパボの阿部雅幸エバンジェリスト、ヤマト運輸の長尾裕社長、GMOペパボの佐藤健太郎社長、日本ホビー協会の瀬戸信昭会長

「minne」は、現在15万6000名の作家による179万点の作品が登録されている、国内最大のCtoCハンドメイドマーケット。

発表会では、「パルコとの取り組み」、「神戸市との取り組み」、「ヤマト運輸との取り組み」、「日本ホビー協会との取り組み」を説明。

「パルコとの取り組み」では、「ミンネとパルコのミエルツアー」と題し、全国のPARCOで「minne」のマーケットイベントを展開する。2016年の1年を通じて、北海道・札幌/宮城・仙台/東京・渋谷/広島/福岡の全国5か所を巡り、「minne」の人気作家が直接対面販売を行う。

地方を拠点に活動する作家の活躍の場を広げるとともに、ハンドメイド作品ならではの温かみや魅力に直接触れながら、お気に入りの作品と出会える機会を創出していく。

「神戸市との取り組み」では、デザイン都市である神戸市と協力し、ハンドメイド作家という新しい働き方の提案を行う。まずは2016年4月に、「KIITO」内のクリエイティブラボに、関西初の作家支援スペース「minneのアトリエ」を開設予定。関西で活躍する作家が集う場として、ハンドメイドを通じた人と人とのつながりが生まれる地域づくりを推進していくだけでなく、作家同士の交流会や勉強会を企画・開催することで「作家」という新しい働き方を支援していく。

「日本ホビー協会との取り組み」では、日本ホビー協会が毎年開催し、話題を集めているアジア最大級のホビークラフト&ハンドメイドフェア「日本ホビーショー」が、来年2016年4月で40周年を迎える。その記念すべき「第40回2016日本ホビーショー」で、「スペシャルコラボレーションby minne」と称し、「minne」が各ステージや各種イベントの企画をスポンサードする。

また「第40回2016日本ホビーショー」開催でハンドメイド市場がより一層活気づく同期間、同会場で「minneのハンドメイドマーケット」を開催する。「minne」主催の販売イベント最大となる2000名以上の作家が出展する予定。「minne」は日本ホビー協会とともに、ハンドメイド市場をより一層盛り上げていくとしている。

「ヤマト運輸との取り組み」では、大切な作品をより安全に、より魅力的に送ることができるオリジナルデザインのBOXを開発した。また、「宅急便コンパクト」「ネコポス」のシステム連携を2015年内開始予定。「minne」とヤマト運輸は、今後も、より簡単に安心してハンドメイド作品を発送できるよう、共同でサービスを企画・提供していく。

GMOペパボの佐藤健太郎社長は「minneは、今後も他企業との協業やイベントを通じて、多くの方にハンドメイド作品との出会いを提供するとともに、技術面でも、幅広い世代の人に利用いただけるよう、minneらしいあたたかみのあるデザインをベースに、シンプルで操作しやすいサービス環境を提供していく。 minneでは、人が手作りして想いを届けることを“ハンドメイド”と定義し、今後は食品や化粧品など新たな販売カテゴリの追加、地場産業とのコラボレーションなど、ハンドメイドを通じて人と人、人と地域のつながりを広げ、新たな架け橋となる場を目指していく」と述べた。

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