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ユニチカ/高ガスバリア性能の食品包装用フィルムを開発

2015年01月07日 / 商品

ユニチカは1月7日、ボイル・レトルト食品向けに、高いガスバリア性能を持つ食品包装用ナイロンフィルム「エンブレムHG」の開発に成功したと発表した。

昨年11月から実機での生産を開始しており、2015年度には大型機台への設備改造投資を始める計画。2016年度以降は、年間1000トンの販売を目指すとしている。

「エンブレムHG」は、柔軟性のある有機系バリア層と、ナイロンフィルム基材からなるコーティングフィルム。特に、ボイル・レトルト用途に対する高ガスバリア性能の保持、物理的ストレス耐性が高い点が特長。

レトルト処理後に、屈曲・伸長といったストレスを与えてもバリア性能に劣化がなく、従来の透明蒸着フィルムよりも、食品の色目保持効果が格段に高いことが確認されているという。

さらに、一般のナイロンフィルムと同じ耐ピンホール性能を持つため、従来の3層構成(透明蒸着フィルム/ナイロンフィルム/シーラントフィルム)を2層構成(「エンブレムHG」/シーラントフィルム)にすることが可能で、コストダウンにもつながるという。

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