ヘアケア市場／2014年度は1.4％増の4414億円

矢野経済研究所は9月7日、ヘアケア市場に関する調査結果2015を発表した。

調査によると、2014年度の国内のヘアケア市場規模（毛髪業市場、植毛市場、発毛・育毛剤市場、ヘアケア剤市場の合計）は事業者売上高ベースで、前年度比1.4％増の4414億円だった。

2014年度の毛髪業の市場規模は0.9％増の1401億円、植毛市場規模は8.3％増の39億円、発毛・育毛剤市場規模は0.5％増の654億円、ヘアケア剤市場規模は1.8％増の2320億円であり、いずれも前年度比で伸長、なかでも植毛市場の好調さが目だった。

人口の高齢化や薄毛人口の増加、消費者のアンチエイジングに対する関心の高まりなどから、2015年度の国内のヘアケア市場規模（事業者売上高ベース）は0.4％増の4432億円の微増推移を予測する。

今後の更なる市場拡大のためには潜在需要に対する積極的な販売促進活動や啓蒙活動を展開する必要があるという。

調査におけるヘアケア市場は、毛髪業市場、植毛市場、発毛・育毛剤市場、ヘアケア剤市場の4分野で構成する。

このうち、毛髪業市場は、かつら・増毛と育毛・発毛サービスの提供やそれに伴う商品販売などを対象とし、ヘアケア剤市場にはシャンプー、リンス、トリートメントが含まれる。

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