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味の素/川崎工場「Cook Do」増強設備2016年1月本格稼働

2015年12月09日 / 経営

味の素は12月9日、2014月7月に着工した川崎工場の「Cook Do」生産設備増強工事を完了し、2016年1月より本格稼働を開始する、と発表した。

これにより「Cook Do」の生産能力を従来の1.4倍に高めるとともに、生産工程におけるCO2排出量を約30%削減し、環境に配慮した生産を実現する。

今回の増強工事では、生産効率の高いレトルト殺菌設備の導入と充填・包装設備の増強を行い、生産能力を向上させた。

レトルト殺菌設備には、製品への熱負荷を低減する新たな方式を採用し、風味や色調などの品質向上を図る。

殺菌時に使用する熱水の再利用により、生産工程におけるCO2排出量を約30%削減し、環境に配慮した生産を実現する。

充填・包装工程では、新たに製品パウチの搬送用パラレルロボットを導入し、省スペース化、少人化した生産体制を構築。

新設備の稼働に合わせ、川崎工場での「Cook Do」の生産品目を、「Cook Do」回鍋肉用・青椒肉絲用・麻婆茄子用」や「Cook Do きょうの大皿 豚バラ大根用」などの主力品種に集約し、事業基盤の強化を目指す。

今回導入した生産設備を工場内の通路からガラス越しに見学することができる、新しい工場見学コースを2016年5月に開設予定。

■味の素川崎工場 新生産設備概要
所在地:神奈川県川崎市川崎区鈴木町1-1
延床面積:7895m2(従来工場と同敷地内の別工場に設備移転・増強)
生産能力:9500個/年
設備投資額:約23億円

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