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資生堂/欧州バルカン半島に進出

2010年07月15日 / 海外

資生堂は7月15日、バルカン半島のアルバニア共和国を皮切りに、コソボ共和国、マケドニア共和国の3か国で7月中旬から順次、資生堂化粧品の販売を開始すると発表した。

各国ともに、流通チャネルの整備が進むなか、化粧品においてもデパートや高級化粧品店の出店が始まっている。首都を中心に、プレステージブランドとしてのイメージを徹底できる店を厳選し、初年度は各国2~3店規模で出店する。

同社の東欧ビジネスで実績のある代理店エベレット社を通じて、全世界で展開するグローバルブランド「SHISEIDO」を取り扱い、カウンセリングによるきめ細やかな対応で、資生堂の愛用者づくりを進める。

資生堂化粧品の販売は世界77の国・地域となり、欧州地域では44か国となる。3か国とも日本の化粧品ブランドとしては初の市場参入。

アルバニア、コソボ、マケドニアは、黒海・エーゲ海・地中海・アドリア海に囲まれた欧州東南部のバルカン半島に位置しており、各国の首都人口は50万人を超え、経済成長が期待できる。美容に関心の高い富裕層をターゲットとした化粧品専門店の出店が始まっており、輸入高級化粧品を購入できる環境が整いつつある。

同社は、グローバルプレイヤーを目指し、2008年に策定した3か年計画を推進しており、海外事業では新規市場への事業拡大と既進出市場の強化に取り組んでいる。

1980年にフランス、ドイツに進出し、本格的に欧州市場に参入。空白地帯となっていた欧州東南部の3か国に進出することで、欧州市場におけるプレゼンスを高めていく。

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