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伊藤忠商事/ベトナムで食品流通事業へ参入

2011年02月18日 / 海外

伊藤忠商事は2月18日、ベトナム流通大手のPTG社が新規に設立する食品流通会社に出資することで合意し業務・資本提携したと発表した。
半年以内を目途に、PTG社と食品卸売業を中心とした新会社を設立する予定で、新会社の出資比率は、伊藤忠商事15%、PTG社85%を計画する。
PTG社は1993年の設立で、食料品、家庭用品、衣料品など幅広い商品を扱い、ベトナム国内ではトップクラスの物流ネットワークを全土に保有する。資本金は約25億円で、現地でファミリーマートのフランチャイジーを担っている。
ベトナムは東南アジアで2番目に多い8700万人の人口を有し、平均年齢が27歳と人口の大半を若年層が占める。食品市場は2000年以降、年率10~20%の高成長を継続し、都市中間層の消費が増加、今後も市場消費の拡大とそれに伴う食品流通分野での成長が見込まれる。
日系企業も減少傾向にある日本国内の市場から成長する海外市場、とりわけアジア市場への進出が今後も更に増加することが予想される。
伊藤忠商事はベトナムの食品流通市場を一層の成長が見込まれる消費市場と位置づけ、食品流通の基盤を構築し、今後、見込まれる日系企業の更なるベトナム進出に先立ち、ベトナムでの食品流通網の整備を進める方針だ。

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