ハイネケン/2013年も新興国の成長モメンタム続く見込み
2013年02月18日 / 海外
オランダのビール大手ハイネケンは2月13日、2012年通期決算を発表した。売上高は前期比7.4%増の184億ユーロだった。販売数量の伸長分などからなる実質的な成長率は3.9%。
グループ全体でのビールの販売量は実質2.8%増。5地域のうち4地域で伸長、世界シェアを押し上げた。
アジア・パシフィック・ブルワリーズ(APB)とアジア・パシフィック・インベストメント(APIPL)の買収分が、連結のビール販売量の64%を占めた。
純利益は2倍超の29億ユーロ。現金以外の特別利益を15億ユーロ計上した。希薄化後の1株当たり利益(beia)は、8.9%増の2.94ユーロ。
同社は、2013年通期も、販売量と売上の成長モメンタムが続くと予想している。欧州地域は、不透明な経済情勢と緊縮政策の影響で販売量の低迷が予想されるものの、アフリカ、南米、アジア太平洋地域における高成長が相殺するとみている。