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アークランドサカモト/事業構造改善政策で営業利益17.5%増

2010年04月02日 / 決算

アークランドサカモトが4月2日に発表した2010年2月期決算によると、売上高は873億9900万円(前年同期比2.6%減)、営業利益56億3000万円(17.5%増)、経常利益60億5200万円(25.2%増)、当期利益28億3400万円(237.7%増)となった。

2010年2月期は売上高が減収となったものの、2007年以降取組んできた事業構造改善政策が発現し、増益を確保した。小売事業は、2008年12月に閉店した新津店の減収、既存店売上高が4.1%減と厳しい状況で推移したため、ホームセンター部門の売上高が631億3600万円(3.1%減)となった。

その他小売部門の売上高は、フードデポ新潟店が好調だったため58億8800万円(4.9%増)となった。小売事業の売上高は690億2500万円(2.5%減)、営業利益は売上総利益率の改善や経費削減で28億6000万円(10.6%増)となった。

卸売事業は、自社主導型経営を進めるために取引先を選別したことなどで、売上高は77億1900万円(13.1%減)、営業利益は売上総利益率の改善と経費削減で10億2200万円(16.9%増)となった。

とんかつ専門店「かつや」などの外食事業は、かつやの店舗数が12月末に直営店68店(2008年12月末から9店舗増)、フランチャイズ店79店(増減なし)となり、売上高は83億6100万円(4.5%増)、営業利益は9億3700万円(14.5%増)で推移した。

来期は、ホームセンター部門の柏崎店の移転増床、富山県高岡市への出店と、既存店の差別化・競争力向上などで売上高895億円(2.4%増)、営業利益59億円(4.8%増)、経常利益63億円(4.1%増)、当期利益30億円(5.8%増)を見込んでいる。

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