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ウォルマート/2009年1月期の通期売上高7.2%増の4012億ドル

2009年02月24日 / 決算海外

ウォルマート・ストアーズ・インクは現地時間の2月17日、2009会計年度通期と第4四半期の業績を発表した。まず第4四半期の売上高は計1079億9600万ドル(前年同期比1.7%増)の増収となり、継続事業の利益は37億9200万ドル(7.7%減)となった。この減益は訴訟和解費用と為替変動がない場合増益となっていたという。

売上高の内訳は、米ウォルマート部門が714億6400万ドル(6.0%増)、米以外の国際部門が246億9600万ドル(8.4%減)、サムズ・クラブ部門が118億3600万ドル(増減なし)となっている。

2009会計年度通期の売上高は4012億4400万ドル(7.2%増)、継続事業の利益は132億5400万ドル(3%増)と増益を確保した。これはフリーキャッシュフローが過去最高の116億ドルを記録したほか、在庫管理が順調だったためとしている。報告上1株当たりの純利益は3.35ドル(6%増)で、和解費用を除外すると3.42ドルとなる。

通期売上高の内訳は、米ウォルマート部門が2557億4500万ドル(6.8%増)、国際部門が986億4500万ドル(9.1%増)、サムズ・クラブ部門が468億5400万ドル(5.6%増)と全部門で増収となった。部門別の営業利益は、第4四半期では米ウォルマートが54億ドル(2.2%増)、国際部門が14億9000万ドル(14.3%減)、サムズ・クラブ部門が4億2700万ドル(3.8%減)。通期では米ウォルマートが187億6300万ドル(7.1%増)、国際部門が49億4000万ドル(4.6%増)、サムズ・クラブ部門が16億1000万ドル(0.5%減)となった。

米国内の既存店売上高は、第4四半期の米ウォルマートが2.8%増、サムズ・クラブ部門2.5%増で全米合計では2.8%増。ガソリン販売を含む売上高は、米ウォルマートが2.8%増、サムズ・クラブ部門0.9%減で全米合計では2.3%増となった。ガソリン販売の影響は米ウォルマートが増減なしだが、サムズ・クラブ部門は3.4%減で、全米合計では0.5%減。

通期の既存店売上高は、米ウォルマートが3.2%増、サムズ・クラブ部門が3.6%増で全米合計では3.3%増。ガソリン販売を含む売上高は米ウォルマートが3.2%増、サムズ・クラブ部門が4.8%増で全米合計では3.5%増となった。通期のガソリン販売の影響は米ウォルマートがこちらも増減なしだが、サムズ・クラブ部門は1.2%増で、全米合計では0.2%増となっている。為替変動がなければ、国際部門は通期で10.2%増となっていたという。

来期は、為替変動の水準が2009会計年度末と同水準と見込み、2010会計年度の1株当たり純利益は約13セント減少する模様。第1四半期は0.72-0.77ドル、通期は3.45-3.60ドルと予測している。1月31日-5月1日のガソリン販売を除く既存店売上高は、1-3%増となる見通し。なお、従来は月次で発表していた既存店売上高予測の発表ベースを今後13週ごとの統計に変更する。

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