ウォルマート/2010年第1四半期は売上高0.6%減とほぼ横ばい
2009年05月25日 / 決算
ウォルマートが現地時間の5月14日発表した2010年第1四半期の業績によると、1株あたり希薄化後純利益は0.77ドルで、見込んでいた0.72-0.77ドルの上限を記録した。為替レート変動の影響で、1株あたり純利益は約0.04ドル目減りした。
第1四半期売上高は、前期の940億4200万ドルから0.6%減少し934億7100万ドルとなった。為替レート変動の影響による目減り分の48億3600万ドルを加えると、売上高は恒常通貨ベースで約983億700万ドルとなり、前期比で4.5%増加していたと見込まれている。
第1四半期の継続事業による利益は30億3000万ドルで、前期とほぼ同水準だった。内訳は米ウォルマート部門が612億4400万ドル(3.8%増)、米国以外の国際部門が212億6300万ドル(11.1%減)、サムズ・クラブ部門が109億6400万ドル(1.4%減)。
セグメント別の営業利益ではウォルマート部門が44億6400万ドル(3.3%増)、国際部門が8億8000万ドル(16.2%減)。これは現地貨幣の価値がドルに対して急落した影響を受け、2億5200万ドル目減りしたため。為替レートを前期並みと仮定すると、11億3200万ドル(7.8%増)となっていたという。サムズ・クラブ部門は3億9300万ドル(増減なし)だった。
既存店売上高では、ガソリン販売を除いた場合のウォルマート部門は3.6%増、サムズ・クラブ部門が4.2%増。ガソリン販売を含めた場合、ウォルマート部門は3.6%増、サムズ・クラブ部門は0.5%減となった。ガソリン販売の影響はウォルマート部門は増減なしだが、サムズ・クラブ部門は4.7%減となった。
第2四半期の業績見通しでは、継続事業の1株あたり純利益は0.83-0.88ドルの見込み。米ウォルマート部門とサムズクラブ部門の5月2日-7月31日までの13週間の既存店売上高は、前年並みまたは3%増の範囲内と見込む。なお、従来月次ベースで行っていた既存店売上高の発表を四半期ごとの発表に変更する。
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