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エステール/子会社の貢献などで売上高38%増、当期損失6億円

2009年05月20日 / 決算

エステールが5月18日に発表した2009年3月期決算によると、売上高は297億3200万円(前年同期比38.5%増)、営業利益4億1000万円(58.6%減)、経常損失1億1000万円(前期は5億1000万円の経常利益)、当期損失6億4600万円(9400万円の当期利益)となった。

店舗状況は、不採算店舗の圧縮を進め出店7店、退店22店で期末店舗数は214店となった。子会社のあずみでは出店6店、退店7店で194店体制とした。メガネ小売のキンバレーは出店10店、退店3店で計38店。

営業施策では、前期に子会社となったあずみとのシナジーの最大化を図るため、売れ筋商品の相互供給や共同の販売企画を実施した。また、従来実施してきたホテルなどの外部会場を利用した催事販売を中止したため売上が大幅に減少したが、後半からは、あずみで実施している自社店舗内での催事販売に切り替え、効率的な運用が出来るようになったという。

事業別の概況は宝飾品小売事業の売上高が、あずみの寄与などにより281億3500万円(47.6%増)となったが、営業利益は既存店の不振などで2億5800万円(66.1%減)となった。

宝飾品卸売事業の売上高は材料販売の減少などで15億9700万円(33.5%減)、営業利益は1億4400万円(38.8%減)となった。

来期は引き続き店舗の販売力強化に重点を置き、販売員の強化や提案型の商品の投入、店舗内での催事の効率的な運用などで売上高284億円(4.5%減)、営業利益12億7000万円(209.7%増)、経常利益9億4000万円、当期利益3億2000万円の見通し。

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