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木曽路/3月期の売上高5.8%減、当期損失6億円

2009年05月01日 / 決算

木曽路が5月1日発表した2009年3月期の業績によると、売上高467億4800万円(前年同期比5.8%減)、営業利益1億7500万円(93.7%減)、経常利益2億8500万円(90.1%減)、当期損失6億5100万円(前期は12億2500万円の当期利益)となった。

営業面では、食の安全・安心を基本指針として、メニューの充実や多様化に引続き注力するとともに、予約客の獲得に向けて店内体制を整え、販売促進活動を強化した。だが来店客数の減少は止まらず、客単価も期を追って下落幅を広げた。経費面では、期初の食品価格やエネルギー価格の値上りの影響で売上原価や水道光熱費などが増加し、人件費もパート人員増などにより増加となった。

部門別にみると、しゃぶしゃぶ・日本料理の木曽路部門は、関東地区へ3店舗、関西地区へ1店舗、計4店舗の新規出店、5店舗の改築・改装、1店舗の撤退により年度末店舗数は114店舗となった。営業面では、年間を通じて季節性をとらえたフェアやイベントを展開したほか、多様な価格帯のメニューをそろえた。だが、来店客数の減少は止まらず、客単価も下期に入って急速に低下した。売上高は361億9900万円(4.9%減)。

居酒屋・和食レストランの素材屋部門は、新規出店はなく、4店舗の退店により年度末店舗数は45店舗となった。営業面では、「旬・産地・健康・手作り感」をテーマとした新メニューの開発・提供に取り組んだ。毎日早朝に市場で仕入れて提供する「鮮魚メニュー」は好評を博した。店舗数の減少に加えて、国内不況の影響から業績は伸び悩み、売上高は73億1700万円(11.8%減)となった。

2010年3月期の通期業績予想は、売上高470億円、営業利益8億2000万円、経常利益9億円、当期利益1億円を見込んでいる。

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