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シンワオックス/卸売事業、外食・ホテル事業の不振などで売上高17.8%減

2009年05月20日 / 決算

シンワオックスが5月19日に発表した2009年3月期決算によると、売上高は219億2000万円(前年同期比17.8%減)、営業損失3億3400万円(前期は4億6900万円の営業損失)、経常損失6億6200万円(6億7200万円の経常損失)、当期損失12億1700万円(8億9800万円の当期損失)となった。

事業別の概況は、卸売事業は取扱品種と販路を拡大し、並行して高利益商品に絞りこんだ販売を継続。これで粗利益率が大半の商品で改善され、0.7ポイント改善した。しかし食肉関連は市況低下などの影響で売上・利益が減少し、同事業の売上高は88億8500万円(36.8%減)、営業利益56万円(前期は8000万円)となった。

外食・ホテル事業では、出店と賃貸契約解消による直営店の増加と不採算店の撤退、またメニュー・サービスの品質向上などに注力。新商品のメニュー化では一般顧客を試食会に招待するなどの取組を行った。「ニュートラル」、「グラッツィア神戸国際会館SOL店」は売上、利益とも前年実績超を確保した。しかしホテル事業では人材の補充と教育で需要取りこぼしを挽回したものの苦戦し、事業売上高は114億1900万円(9.3%減)、営業利益6000万円(13.2%増)となった。

給食事業は、134施設・5935人に給食を提供しており、売上高は16億1400万円、営業利益は2億500万円となった。受託先は今後も増加する見通し。

来期は売上高197億3100万円(10.0%減)、営業利益3億7200万円、経常利益1億6400万円、当期利益8500万円の見通し。

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