カゴメ/飲料事業など不振で売上高7%減も経常利益86%増
2009年07月23日 / 決算
カゴメが7月23日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、同期の売上高は451億9700万円(前年同期比7.0%減)、営業利益28億200万円(86.2%増)、経常利益31億2900万円(86.0%増)、当期利益19億4800万円(181.0%増)となった。
利益面は、野菜飲料の積極的な販売促進活動を行ったことにより、販売促進費は売上高に対する割合が前年同期比1.3ポイント上昇、広告宣伝費は効率的な運用を図ることで前年同期比6億2700万円の
減少した。
また、全体的な固定費の削減に努めることにより、売上の減少と販売促進費の増加をカバーし、営業利益は前年同期比12億9700万円増、売上原価は、原材料コストが上昇したものの、原価低減活動などで売上原価率は低下した。
部門別の概況は、食品セグメントの売上高が6.9%減の448億1300万円。飲料事業の野菜飲料カテゴリーでは、今春に発売した「野菜生活100 Refresh!」、「やさいしぼり」などの新商品が順調に推移。既存品は昨年7月からの価格改定の影響が一巡していないことなどで前年同期を割り込んだ。
新商品を含めると、ペットボトルでは前年同期を上回るなど、底入れの兆しが見えているという。乳酸菌カテゴリーは3月に発売した「植物性乳酸菌ラブレ ブルーベリーMIX」、「ビフィズス&コラーゲン(すっきりタイプ)」は順調に推移したが、既存商品の落ち込みをカバーするには至らなかった。飲料事業の売上高は12.5%減の230億1700万円だった。
食品事業の調味料カテゴリーでは、「トマトケチャップ」や「基本のトマトソース」、レトルトパウチの「メニュー専用調味料」を中心に堅調に推移。5-6月には母の日・父の日に合わせたキャンペーンを実施、カテゴリーの活性化を図った。調理食品カテゴリーは、「押し麦ごはんで」シリーズの季節メニュー「サルサライス」を5月に発売。商品数を絞り込んだことで売上は減少したという。食品事業全体では、調味料カテゴリーでの需要増の牽引により前年同期を上回り、売上高は0.6%増の71億1500万円となった。
ギフト事業では、「国産プレミアムジュースギフト」、「100%フルーツゼリー&ジュースギフト」を中心に好調に推移。新たな贈答機会に対応すべく、母の日に合わせたカタログや店頭での積極的な販売促進を展開した。ギフト事業の売上高は8.0%増の22億1800万円となった。
業務用事業では開発営業力の強化のため、営業・商品企画・メニュー開発機能を一元化する組織を設け、大手顧客に対する機動的な対応を推進した。また2月より「業務用商談会2009」を全国7会場で開催、商品・メニュー提案活動の強化を図った。売上高は1.9%減の88億3800万円。
生鮮野菜事業では、「こくみ」ブランドの主力商品「ラウンド」、「プラム」、「ミディ」の大容量ラインナップを拡大し、昨秋全国発売を開始。生鮮トマト売場の活性化を図った。また、棚卸資産廃棄ロスの低減に向けて全国を3ブロックに分け、細かな需給調整を行い、事業損益が改善した。売上高は2.4%増の22億7900万円。
通販事業では飲料、サプリメントに続く新たな領域への足掛かりとして、4月に「南イタリアの彩り野菜」シリーズを発売。既存の通販顧客への案内から販売活動をスタートさせ、本格的な拡大はこれからという。しかし、昨年度に広告投資の縮小で新規顧客獲得数が減少し、売上高は11.4%減の12億4700万円と大幅減だった。
海外グループ会社の状況は、米子会社のKAGOME INC.でフードサービス事業が好転。売上高が増加し、不振の飲料事業を休止したことで、営業利益は黒字転換した。但し、為替の影響により円換算後の売上高は微減。イタリアのVegitalia S.p.A.も、ほぼ計画通りの進捗という。
通期は飲料事業での新商品投入時のプロモーション、乳酸菌カテゴリーでのキャンペーン実施などで売上高1800億円(2.8%増)、営業利益68億円(52.9%増)、経常利益70億円(64.7%増)、当期利益38億円(89.9%増)を見込んでいる。
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