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スギHD/当期利益は48.8%減、70店舗を出店し収益改善を図る

2008年10月14日 / 決算

スギホールディングスが10月10日に発表した2009年2月期(2008年3月~8月)中間決算は、売上高1372億3600万円(前年比15.1%増)、経常利益は70億5000万円(4.7%増)とそれぞれ増加したが、当期利益は18億9500万円(48.8%減)と減益となった。

新規店舗はグループ合計で27店舗を出店し、3店舗を退店した結果、総店舗数は648店舗。

2月に完全子会社化した飯塚薬品では、全店の看板を「ドラッグスギ」に変更し、飯塚薬品全社の固定資産などを減損処理し、12億1100万円の特別損失を計上したほか、さらに7月に開示した業務上横領事件に伴い、期間中に5億8700万円の特別損失を計上した。

事業種類別の売上をみると、ファーマシー事業(スギ薬局)では、関東エリアに12店舗、中部エリアに9店舗、関西エリアに6店舗の合計27店舗を新規に出店し、2店舗を退店し、店舗総数は420店舗。

売上高は、積極的な店舗展開に加えて、既存店の売上高が前年同期比6.1%増と推移し、923億6400万円(12.3%増)。

売上総利益率は、調剤、ヘルスケア、ビューティケアの売上総利益率が改善したことにより、前年同期の27.7%から28.2%へ、0.5ポイント増加した。

ファーマシー事業の営業利益は52億4600万円(9.4%増)となった。

ドラッグ事業(ジャパンと飯塚薬品)では、完全子会社化した飯塚薬品の全店舗88店舗の看板を「ドラッグスギ」に変更し、1店舗を退店し、店舗数は228店舗。

既存店の売上高が0.3%増と推移し、飯塚薬品を完全子会社化したことにより、売上高は448億8800万円(21.8%増)。

売上総利益率は、品ぞろえの見直しや値入率の向上などにより、20.0%から20.7%へ、0.7ポイント改善した。ドラッグ事業の営業利益は10億7100万円(17.2%減)。

通期の見通しは、新規出店70店舗に伴う設備投資60億円を予定しており、売上高は2737億円、経常利益は130億円、当期利益は46億円を見込んでいる。

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