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スターゼン/売上高7.4%減、営業利益68.6%増

2009年08月04日 / 決算

スターゼンが8月4日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、売上高は557億5900万円(前年同期比7.4%減)、営業利益7億4500万円(68.6%増)、経常利益9億4800万円(59.9%増)、当期利益3億3700万円(53.2%増)となった。

部門別の概況は、食肉で国産食肉の高級商品の消費減による取扱数量の減少が収益を圧迫したが、比較的安価な乳牛肉、交雑牛肉の販売に注力し取扱量は前年を上回った。一方、豚肉や鶏肉は前年を上回る取扱量となった。

輸入食肉は、牛肉は外食向け販売の落ち込みや豪州ドルの値上がりによる価格上昇、豚肉は相場の低迷や世界的な新型インフルエンザによる消費の減退などで売上高はそれぞれ前年を下回った。鶏肉は相場下落により、収益の確保には苦慮したが取扱量は増加した。食肉部門の売上高は9.4%減の452億300万円だった。

加工食品は、デリカ商品は弁当商材を中心にハンバーグ・餃子・巻物など家庭内商品が順調に推移。加工食肉は低価格の焼肉商材が好調だった。加工食品部門の売上高は4.5%増の62億5700万円。

ハム・ソーセージでは主力ブランド商品「フェストエッセンシリーズ」を中心に、主力のウィンナー・ベーコン・ロース群の伸びが概ね良好に推移。売上高は3.2%増の22億2000万円。

通期は売上高2600億円(6.3%増)、営業利益27億円(9.4%増)、経常利益28億円(5.9%増)、当期利益10億円(74.2%増)を見込んでいる。

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