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スターゼン/売上高5%減、当期利益6.4倍

2010年02月04日 / 決算

スターゼンが2月4日に発表した2010年3月期第3四半期決算によると、売上高は1760億3000万円(前年同期比5.0%減)、営業利益31億8000万円(107.7%増)、経常利益34億3800万円(102.2%増)、当期利益9億200万円(539.7%増)となった。

第3四半期の食肉部門では、国産食肉の和牛肉や黒豚肉などは取扱量が減少したが、値頃感のある豚肉と鶏肉の販売が拡大し前年を上回る取扱量となった。

また、秋以降の牛肉相場の好転で収益面も改善した。輸入食肉は、牛肉は円高から取扱量は伸びたが、売上高はデフレ傾向による末端価格の低下などから減少し、豚肉は新型インフルエンザの影響などで売上高は前年を下回った。

鶏肉は安定的な販売となり、取扱量は前年を上回った。売上高は相場安の影響で5.9%減の1415億4800万円だった。

加工食品はハンバーグ、餃子などが家庭内消費の拡大を受け良好に推移。おせち・オードブル商品も伸長した。グラタンなどは暖冬が影響したほか、焼肉商品も夏場の病原性食中毒が影響し、数量は横ばい。売上高は3.7%減の202億9000万円となった。

ハム・ソーセージは、ウィンナー、ベーコン、ロースハムの少量パックなどが良好に推移し、歳暮ギフトも前年を上回ったため、売上高は6.4%増の75億7400万円となった。

通期は、国産牛肉、国産豚肉などの食肉相場が安定的に推移したため、利益率の改善を見込み売上高2300億円(5.9%減)、営業利益34億円(37.8%増)、経常利益36億円(36.1%増)、当期利益10億円(74.2%増)を見込んでいる。

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