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ニッセンHD/商品単価引き下げで売上高8.1%減、当期損失1億3300万円

2009年07月25日 / 決算

ニッセンホールディングスが7月24日に発表した2009年12月期第2四半期決算によると、売上高は732億200万円(前年同期比8.1%減)、営業利益5億3700万円(72.5%減)、経常利益8億1100万円(4.0%増)、当期損失1億3300万円(前期は10億7000万円の当期損失)となった。

通販事業は、インターネット経由売上高と購入客数が前期り着実に増加した一方、昨年来の消費低迷やカタログ用紙などのコストアップによる販売効率悪化に対応するため、春・夏・盛夏号のカタログ発行部数の絞り込みと小売業界全体の低価格競争に対応するための商品単価の引き下げなどが売上のマイナス要因となった。

春の生活応援キャンペーンは高い支持を得た一方で、セール販売拡大による原価率悪化に伴う損益へのマイナス影響が発生。同期より商品評価損の計上区分を、営業外費用から売上原価に変更した影響と併せて、営業利益を押し下げた。通販事業売上高は減収、営業利益は前年同期を大幅に下回った。

経常利益は前期の長期為替予約契約(時価評価適用)の為替予約等評価損計上が完全に払拭され、大幅な改善効果があったものの、結果として前期を下回った。

現販事業は、前年度に催事販売事業から撤退したため、セグメント事業規模の縮小などで売上高が大幅に下回った。一方、催事販売事業からの損失がほぼ払拭され、営業損益、経常損益ともに大幅に改善した。

通期は売上高1436億円(7.6%減)、営業利益7億円(77.0%減)、経常利益18億円(19.7%減)、当期利益6億円を見込んでいる。

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