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ファンケル/栄養補助食品関連事業の不振などで減収減益に

2009年02月04日 / 決算

ファンケルが2月3日に発表した2009年3月期第3四半期連結業績(累計)によると、売上高752億1700万円(前年同期比0.4%減)、営業利益48億6900万円(19.3%減)、経常利益50億5000万円(17.9%減)、当期利益23億8400万円(21.6%減)の減収減益となった。

栄養補助食品関連、いいもの王国通販などの事業が不振で減収、主力の化粧品関連事業と栄養補助食品関連事業が減益だったため営業利益が減少し、当期利益の減少は、土地・建物にかかわる減損損失1億7800万円などの特別損失計上が要因だった。

事業別にみると、化粧品関連事業の売上高は380億9100万円(2.9%増)、営業利益49億909万円(15.8%減)だった。減収となったのは、新規開拓のための公告宣伝費を増やしたため。主力のファンケル化粧品売上高は294億3900万円(1.9%増)と好調だったほか、その他の商品についても8億4500万円(194.7%増)と順調に推移した。化粧品関連事業を販売チャンネル別にみると、通信販売が200億3100万円(2.0%増)、店舗販売132億1700万円(1.0%減)、卸販売他は48億4300万円(20.7%)だった。

栄養補助食品関連事業の売上高は225億1100万円(1.9%減)。販売チャンネル別では通信販売99億4000万円(3.4%減)、店舗販売61億2700万円(6.7%減)、海外向けが好調な卸販売他は64億4300万円(6.0%増)だった。製品面ではHTCコラーゲンなどビューティサプリメントは好調だったが、ビタミン、ミネラル、ハーブなどは不振だった。減収に加え販売促進費などの増加によって、営業利益は22億2400万円(19.8%減)となった。

その他事業の売上高は146億1400万円(6.4%減)で、内訳は発芽米事業28億600万円(1.2%減)、青汁事業27億9000万円(3.1%減)、いいもの王国通販事業63億8700万円(6.7%減)、その他の事業26億3000万円(13.7%減)だった。発芽米や青汁事業の損益が改善したため、営業損失は前年同期に比べ縮小し6億5400万円(34.6%減)となった。

通期の連結業績予想を修正し、売上高は987億円、営業利益70億円、経常利益70億円、当期利益34億円を見込んでいる。

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