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ファンケル/栄養補助食品関連が不振、当期利益は6.5%減

2008年11月05日 / 決算

ファンケルが11月4日に発表した2009年3月期中間期決算によると、売上高は485億8100万円(前年同期比0.4%増)、営業利益は29億6900万円(11.7%減)、経常利益は31億3400万円(10.7%減)、当期利益は13億4500万円(6.5%減)と減益となった。

売上高では、栄養補助食品関連事業や、いいもの王国通販事業が不振だったが、化粧品関連事業が主力製品のリニューアルなどにより好調に推移し、前年同期比0.4%増。

利益面では、栄養補助食品関連事業が減収し、新物流センターの立ち上げに伴う経費増などで減少した。当期利益については、土地・建物に関する減損損失1億7800万円などの特別損失を計上したため、前年同期比6.5%減。

事業別の状況をみると、化粧品関連事業の売上高は248億900万円(4.6%増)。化粧品関連事業のうち、ファンケル化粧品は、基礎化粧品や洗顔パウダーがリニューアル効果で好調に推移したことに加え、マイルドクレンジングオイルなどの定番製品が堅調で、192億8400万円(4.4%増)。また、
アテニア化粧品は、美白関連製品などをリニューアルし、51億4600万円(2.8%増)。

販売チャネル別では、通信販売は129億900万円(4.5%増)、店舗販売は88億400万円(0.9%増)、卸販売他チャネルは海外向けが好調で30億9500万円(17.4%増)。

損益面では、新規顧客獲得を図るために広告宣伝費を積極投下し、営業利益は30億2900万円(10.1%減)、営業利益率は前年同期に比べ2.0ポイント低下し、12.2%。

一方、栄養補助食品関連事業の売上高は144億9100万円(2.9%減)。製品面では、HTCコラーゲンなどビューティサプリメントは好調だったが、ビタミン、ミネラル、ハーブなどそれ以外の製品群の売上減少をカバーすることができなかった。

販売チャネル別では、通信販売は63億2000万円(5.2%減)、店舗販売は40億1800万円(7.4%減)、卸販売他チャネルは海外向けが好調で41億5200万円(5.7%増)。

損益面では、営業利益は16億8100万円(7.3%減)、営業利益率は前年同期に比べ0.6ポイント低下し、11.6%。

なお、通期の見通しでは、売上高は1000億円、営業利益は78億円、経常利益は80億円、当期利益は38億円となる見込み。

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