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ミネルヴァHD/売上23.2%増、当期利益96.8%減

2010年03月17日 / 決算

ミネルヴァ・ホールディングスが3月17日に発表した2010年1月期業績によると、売上高は67億6600万円(前年同期比23.2%増)、営業利益2900万円(79.3%減)、経常利益2600万円(81.2%減)、当期利益300万円(96.8%減)となった。

物流業務の総合的なサービス向上と付加価値の増大を目的とし、会計年度末に物流業務提携先を変更した。同時に、物流の恒常的な可視化と改善のレスポンスアップ、コストの大幅な削減を見越して、5月上旬をめどに同物流センターの一角にグループ全体の本社を移転することを決めた。

これによって本社移転にともなう既存の固定資産の廃棄処分や移転費用の発生により、特別損失として1698万円を計上した。

Eコマース(インターネット通信販売)事業の売上高は65億2900万円だった。Eコマース事業は、市場シェア獲得を目指して、集客ツールであるブログのリニューアルやセールの実施などにより、当初の見込みを上回る増収となった。だが、個人消費の低迷や低単価商品へのシフトなどにより利益率が低下傾向にあり、前年同期と比較して減益に転じた。

利益率改善を重点課題とし、海外インポートブランド商品の取扱いとPB商品の企画・製造・販売の展開によって、低下する利益率の対応策と販売間口の拡大を講じた。インポート商品やPB商品は、比較的利益率が高いことから両商品を大きく伸ばすことで売上と利益率を押し上げるが、取り扱いを開始したばかりであるため全体に占める割合が小さく貢献度は低かった。

来期の業績予想は、売上高78億4200万円、営業利益1億7000万円、経常利益1億6700万円、当期利益8800万円の見通し。

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