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ユニクロ/売上39.8%増、営業利益は49.1%増

2010年01月08日 / 決算

ファーストリテイリングが1月8日に発表した2010年8月期第1四半期業績によると、売上高2634億6400万円(前年同期比39.8%増)、営業利益610億6000万円(49.1%増)、経常利益586億4900万円(58.2%増)、当期利益348億5300万円(57.2%増)となった。

国内ユニクロ事業は、ネオレザージャケットをはじめとしたアウター、ファッション性を取り入れた秋物の新商品、生産数量を拡大したヒートテックなどの販売が好調に推移した。11月の「ファーストリテイリング60周年記念キャンペーン」など積極的な販促活動を展開したことにより、来店客数と客単価が前年度を大きく上回った。

スクラップ・アンド・ビルドによる店舗の大型化をすすめ、直営店舗数も前年同期比で25店舗増えたことから、国内の売上高は2049億円(前年同期比30.2%増)、営業利益562億円(同42.9%増)と増収増益を達成。

店舗数は、直営店を33店舗出店、11店舗閉店した結果、期末の店舗数は792店舗(フランチャイズ店20店舗含む)となった。出店した33店舗のうち10店舗は大型店であり、大型店は81店舗となった。

海外ユニクロ事業では、アジア・欧米地域で出店が順調にすすみ、ブランド認知度も高まってきていることから各国で販売が好調に推移し、大幅な増収増益となった。アジア地域では、中国で10店舗、韓国で13店舗、香港で1店舗を出店し、店舗数が前年同期末比で倍増。既存店売上高も好調に推移した。

欧州では、パリのグローバル旗艦店が大きな反響を呼び、「+J」の販売効果により英国でのブランド認知度も高まったことから、大幅な増収増益を達成した。

国内関連事業は、2009年3月の「990円ジーンズ」発売以降、好調な売上が続いているジーユー事業で大幅な増収増益。靴事業ではフットパーク店舗の縮小を計画通り進めたことにより赤字幅は拡大した。キャビンにおいては、ファッションアパレル業界の消費不振の波を受けて既存店売上高の前年割れが続いており、業績は計画を下回った。

グローバルブランド事業は、セオリー事業を新規に連結したことから大幅な増収増益となった。セオリー事業は減収増益、コントワー・デ・コトニエ事業、プリンセス タム・タム事業は計画通り業績が推移している。

通期の業績予想には、売上高8200億円、営業利益1305億円、経常利益1255億円、当期利益675億円の見通し。

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