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ファーストリテイリング/各事業とも好調で売上高17%増、営業利益28.3%増

2009年07月09日 / 決算

ファーストリテイリングが7月9日に発表した2009年8月期第3四半期決算によると、売上高は5370億2000万円(前年同期比17.2%増)、営業利益971億9000万円(28.3%増)、経常利益915億4000万円(22.4%増)、当期利益496億9000万円(24.0%増)となった。

国内ユニクロ事業は、キャンペーンを中心に積極的な販売展開と、ブラトップ、スカート、ジャケットなどのウィメンズ商品と、Tシャツ、ポロシャツなどコア商品の強化で客数が増加。売上高は4326億円(18.8%増)、営業利益964億円(34.5%増)と、大幅な増収増益を達成した。店舗数は、新宿西口店を含む直営店50店舗を出店、33店舗を閉店した結果、期末店舗数は777店舗(フランチャイズ20店舗を含む)となった。

海外ユニクロ事業は中国、香港、韓国で出店を拡大、業績も好調という。また、4月にシンガポール第1号店をオープンし、計画を大幅に上回る売上を達成。米国でも増収を達成、英国も既存店売上高が順調に推移しているという。フランスでは今秋、パリにグローバル旗艦店をオープンする予定。

国内関連事業は、GOVリテイリングのジーユー事業が3月に「990円ジーンズ」の販売を開始し、売上高が好調に推移したため採算性は大幅に改善。フットパーク事業は事業の縮小を決定し、閉店に伴う事業整理損失引当金繰入額21億9000万円を特別損失に計上した。キャビン事業は既存店売上高が前年実績割れとなっているが、業績推移はほぼ計画通りの模様。

グローバルブランド事業では、欧州を中心に展開しているコントワー・デ・コトニエ事業と、プリンセス タム・タム事業もほぼ計画どおりの進捗という。また、3月に「セオリー」ブランドを展開するリンク・セオリー・ホールディングスの株式を追加取得し同期から連結子会社化。

通期は売上高6820億円(16.3%増)、営業利益1080億円(23.4%増)、経常利益1010億円(17.9%増)、当期利益520億円(19.5%増)を見込んでいる。

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