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ユニー/2月期売上高2.1%減の1兆1902億円、当期利益14倍の53億円

2009年04月09日 / 決算

ユニーが4月9日に発表した2009年2月期決算によると、売上高は1兆1902億4800万円(前年同期比2.1%減)、営業利益401億5700万円(1.9%減)、経常利益389億4700万円(3.7%増)、当期利益53億4400万円(14倍)の減収増益となった。販売費・一般管理費は1.7%減の4098億4000万円。

事業別の概況は、総合小売業の売上高が2.3%減の8515億4500万円、営業利益が22.7%減の139億5200万円となった。ユニーは3店舗(内1店舗はモール型)を開店し1店舗を閉店。また1店舗を改装しテナントを大幅に増床、モール型店舗に変更した。下期期首にユーストアと合併したことで、売上高は7.3%増、営業収入は10.3%増となった。しかし同業他社の大型店舗や食品スーパーの出店による競合もあり、既設店売上高は2.9%減(旧ユーストア店舗を除く)となった。

コンビニエンスストアは、5月からのtaspoカード対応の自動販売機の導入による売上増、「ついで買い」商品の売上伸長に加えて、パスタ、デザート、パンなどの主力オリジナル商品の販売が好調だった。既存店売上高は単体ベースで4.1%増。出店数は312店舗(内99イチバは28店舗)で、立地移転を積極的に推進し最適立地への置換を進めた。閉店店舗数は287店舗(内、99イチバは19店舗)で、加盟店から収入の増加などにより売上高は3.3%増の2085億400万円、営業利益は9.5%増の210億9600万円。

専門店ではさが美(連結)、パレモ、鈴丹(連結)の既設店売上高は前期比それぞれ2.5%減、12.4%減、9.3%減。モリエでは既設店売上高が1.9%減となったが、店舗数の増加もあり結果的に増収。売上高は11.7%減の1082億800万円、営業利益は300万円の営業損失だった。

このほか全社で固定資産売却益4億円、減損損失105億6200万円、税金等調整前当期純利益233億1700万円などを計上した。

次期はメーカーとの契約一本化による原価の低減、取引先の集約・帳合の見直しによるコスト低減などの収益性の創出や本部機能集約による管理コストの低減などコスト削減を進め、売上高1兆1980億円(0.7%増)、営業利益344億円(14.3%減)、経常利益313億円(19.6%減)、当期利益47億円と増収減益の見通し。

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