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ユニー/第1四半期の売上高3.4%減、減損などで当期損失34億円

2009年06月30日 / 決算

ユニーが6月30日に発表した2010年2月期第1四半期の連結業績は、売上高2808億4900万円(前年同期比3.4%減)、営業利益34億2900万円(59.7%減)、経常利益30億5900万円(61.5%減)、特別損失として減損損失40億2900万円と卸資産評価損40億7200万円を計上したことにより、当期損失34億3000万円(前年同期は四半期純利益15億8400万円)となった。

総合小売業は売上高2041億5400万円(1.6%減)、営業損失3億8000万円(前年同期は営業利益32億9400万円)。ユニーにおいて、景気の低迷により消費環境が厳しく、同業他社の大型店舗や食品スーパーの出店による競合もあり、既設店売上高が前年同期比5.3%減、商品部門別では衣料が12.3%減、住居関連が7.8%減、食品が2.9%減となった。

営業費用は店舗数の増加もあり、2045億3400万円(前年同期比0.1%増)で期末の店舗数は、モール型店舗を2店舗開店し、235店舗。

コンビニエンスストアの売上高は489億1000万円(1.2%減)、営業利益36億9100万円(13.0%減)。ファーストフード商品は低迷したが、昨年5月からのタスポカード対応の成人識別たばこ自動販売機導入によるたばこの売上増加やパスタ、デザート、パンなどの主力オリジナル商品の好調により既存店売上高(単体)は前年同期比2.2%増で、営業費用は452億1800万円(0.1%減)。

期末の店舗数は、51店舗を出店し61店舗を閉鎖した結果、5253店舗。なお、非連結のエリアフランチャイザーを含む合計店舗数は6222店舗。

専門店の売上高は221億7100万円(20.7%減)、営業損失6億3700万円(前年同期は営業損失3億6100万円)。

衣料品の消費冷え込みにより、パレモ、鈴丹、さが美の既設店売上高がそれぞれ前年同期比12.5%、15.6%、13.8%の減少した。営業費用は、昨年のさが美の大規模な構造改革による減少などにより、228億800万円(19.5%減)。

通期の見通しは売上高11980億円(0.7%増)、営業利益344億円(14.3%減)、経常利益313億円(19.6%減)、当期利益47億円(12.1%減)を見込んでいる。

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